2015年6月24日水曜日

森林浴はなぜ体にいいのか?

こんにちは、ゆこたんの森の八重樫です!
梅雨入り目前、新緑がとても眩しい季節です。
心身のリフレッシュに、森林浴が体に良いと言われていますが、なぜ良いのかご存じでしょうか?
緑あふれる当館の散策路
■森林浴の正体は「フィトンチッド」浴
森林浴が体に良いと言われるのは、「フィトンチッド」と呼ばれる、森が発する揮発性物質の香りが、人間に森林浴効果をもたらすから、と言われています。

本来は植物自身が「虫よけ」や「除菌」、生存を脅かす他の植物等から身を守るために発散する物質です。 身近な例でいうと、ヒノキ。抗菌効果があると言われ、檜風呂、寿司を載せる飯台などに使われたりしています。桐のタンスも、防虫効果があると言われていますよね。

また、森の中で死んだ動物の臭いを浄化したりする消臭効果もあり、フィトンチット成分を使った体に優しい消臭剤を開発している会社があったりします。

■どんな効果があるのか?
では、人の体にはどんな効果があるのでしょうか。最近の研究でフィトンチッドには、一定の条件のもとで、 例えば次のような効果が実証されています。

・自律神経のバランスを整え、リラックス効果を高める。
・ストレスホルモンを低減し、免疫機能を高める。
・肝機能を改善し、快眠をもたらす。
・がん細胞を防ぐNK(ナチュラルキラー)細胞の活性化と抗がんたんぱく質濃度の上昇。

ドイツでは、自然療法の一環として森林浴も取り入れられており、 医療保険の適用も受けられるそうです。

■まとめ
なんとなく体に良さそうな森林浴。科学的にも効果が解明されてきています。梅雨時の心身のリフレッシュに、樹木の多い場所でゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか^^