2016年11月30日水曜日

ホテル旅館・四方山話②お部屋のタオルは持ち帰っていいの?

ゆこたんの森の八重樫です。
少し更新が空きましたが、ホテル旅館をスマートに利用するための小ネタ集、第2回目です^^
今回のテーマはお部屋の備品について。

■お部屋のタオルは持ち帰っていいの?

答えは「宿による」です。
そして、当館の場合は「持ち帰り不可」です。いえ、ケチなことを言って不可にしているわけではありません。その理由を次に書きますね。

■なぜ宿によって違うの?
当館の場合、タオル類は、洗濯業者さんからの借り物だからです。借り物ですので、業者さんにお返ししなければならないのです。

一般的なホテル・旅館の客室のシーツやまくらカバー、浴衣、作務衣などは、繰り返して使う前提で、洗濯業者さんからの借り物を使用しています。業界では、リネンサプライ(リネン方式)などと呼ばれています。都市部のホテルでは、当館同様リネン方式の場合が多いように思います。
この中で持ち帰りOKなのは歯ブラシだけです^^
作務衣、タオルなどは業者さんからの借り物です。
お部屋に入れているご案内。チェックイン後、
念のためご確認くだされば幸いです^^
一方、温泉旅館では、タオルを持ち帰っていいところもありますよね。持ち帰っていいタオルは、ビニール袋に個包されてお部屋に置いてあるのが一般的です。なぜ、持ち帰っていいことにしているかというと、ロゴ入りタオルを持ち帰っていただくことで広告宣伝になる、という意味合いが多少なりとも込められているからです。

持ち帰り可の場合のタオルのイメージ。
(当館では1枚108円で販売しております)
以前は当館でも写真のような持ち帰り用のフェイスタオルをお部屋に入れておりましたが、平成23年2月から、現在のようなリネン方式に変更しました。変更した理由は、リピーター様が増えてきて、お持ち帰りにならないお客様が増えてきたからです(同じタオルが何枚も増えていくんだとか^^;)。リネン方式のように、繰り返し使用することを前提としていないのでそんなに丈夫でもなく、一度使われたタオルは廃棄処分に・・・。ちょっともったいないですよね。

■まとめ
タオルを持ち帰っていいかどうかは、お宿さん次第。見分け方は、お部屋でのご案内を確認していただくか、ロゴ入りタオルがビニール袋に入って置いてあるかどうか、不明な場合はご利用のお宿さんに確認してみましょう。

今回は、事情を知らずに間違って宿のタオルを持ち帰ってしまったりすることがないよう、お宿のタオル事情について書いてみました。アナタ様のご旅行の参考になれば幸いです。