今年度の折り返し、10月に入りました。気持ちも新たに、皆様に少しでもお役に立てる情報を発信できるよう頑張ってまいります。というわけで、新シリーズに挑戦♪
お客様にはなかなか知られていない、ホテルの豆知識をお届けする「ホテル四方山話」その1です。
■ベッドの足元、これってな~に?
最近のホテルでは、ベッドの足元に色付きの帯のような布がかけてある所が多くなってきましたが、この布は「フットスロー」「ベッドスロー」「ベッドライナー」などと呼ばれています。
フットスローと呼ばれる布の帯 |
実質的には、ベッドに色のアクセントをつける飾りです。今のベッドメイクの流行りは「デュベスタイル」と呼ばれ、上の写真のように、シーツのような白い布団カバーに直接掛布団を入れるスタイルです。「デュベ」とは、フランス語で「羽毛布団」のことです。
当館では、デュベスタイルのお部屋のほかに、いろんな雰囲気を楽しんでいただけるよう、従来一般的だった「ベッドスプレッド式」でベッドメイキングしているお部屋もございます(シンプルツイン、シングル)。
シンプルツインのイメージ。ベッドスプレッドで 足元までベッドをすっぽり覆います。 |
■もともとはこんな意味があった!
本来は、飾り以外に意味のある布なんです。それは、汚れ防止。
欧米では部屋の中も靴のままなのが一般的なので、靴を履いたままベッドに上がるケースもあるため、白いベッドカバーが汚れないように置いていたものなんだそうですよ。ただの飾りではなかったんですね。
ご家庭ではなかなか見かけないホテルの寝具、なにかの参考になれば幸いです^^